
ろじ
@reads_rjur
2026年1月10日
マチズモを削り取れ
武田砂鉄
読み終わった
この世に必要なのは家父長制の解体だ!と思い、男性学の方面の本を読むようにしている。ところで、図書館で本を探していると、女性学の棚はそこそこあるのに、男性学のコーナーは無い所もある。この非対称さも、今の日本を反映していると思う。
本書では、色々な分野の関係者に取材をして、現場はどうなっているかを調べていて、そこが面白いなと思った。ついSNSで見聞きしたものを世界のすべてだと思いがちだからね。
で、やっぱり思うのは、家父長制って男性にとっても生きにくくないですか?ということ。恐らく、男性として生きていると、とにかく弱音は吐かずに頑張れというメッセージを受け取り続けているのだと思う。女性が、家庭を持ち慎ましくいろと言うメッセージを受け取り続けているように。そんなの辛くないですか?常に上にいなきゃいけなくて、弱音を吐こうにもどうやらケアの仕方も教えてもらえてないようだし…。男性ジェンダーの、セルフケアの概念の無さって凄まじいと思う。自分の心身に無頓着でいることにこだわっていると思う。
だから大事なのは、そういったメッセージに従えない人を排除することでも、男女で分断することでも(そもそも男女二元論もおかしい)なく、「マチズモを削り取ること」、誰もが少なからず内面化してるであろう有害な部分に向き合って、削っていくことなのだなと思った。
