いと
@may--5
2026年1月10日
バウムガートナー
ポール・オースター,
柴田元幸
読んでる
p59「なくなった足や腕がかつては生きた身体につながっていたように、いなくなった人もまた、かつては自分以外の正者につながっていたのだ。生き残った側の人間は、自分の切断された部分、自分の中の幻の部分が依然深い痛み、聖性などとは無縁の源になりうることを思い知る。なんらかの治療によって症状が和らげられる場合もあるが、究極の療法はない」
p69「想像力とはかくも大きい、と彼は思う。あるいは、もっと単純に、夢の力。虚構の物語の中で語られた架空の出来事が人を変容させることがあるのと同じように、バウムガートナーは夢の中で自分が自分に語った物語によって変容したのだ。」

