バウムガートナー
48件の記録
Anna福@reads--2503092026年2月1日読み終わった老いと過去を述懐する物語というより、書かれたものがどのように他者へ手渡されていくかを描いているようだ。 亡妻の未発表作品を読み研究しようとする、まだ会ったこともない院生ビービーの存在は、テクストを受け取り、読み、意味を与え直す存在として作家にとっての読者自身と重なっているように思える。 書かれた言葉は書き手や遺された者の手を離れ、読む人のもとで新たな関係を結ぶ。 終わりは、始まりに向かって開かれている。



数奇@suuqi2026年1月17日「人生」を描かせてオースターに勝る者なし、と最後の作品に至るまで思わされる傑作だった。オースターの晩年の作品はどこか自伝的な、主人公に自分を重ねた作品が多いように思えるのだけれど、この作品も例に漏れず自身の死期を見て表出しているように感じられる。妻の事故死を引きずったまま老年となった主人公が、人生の終わりと向き合いながら最終章を歩み出す物語がとても良かった。人生の最終章に息子・娘のような存在に出会うという希望ある話であるのが素晴らしい。これまで様々な人物の人生を描いてきたオースターの最後の作品のタイトルがシンプルに主人公の名前であるというのも良いし、最後に綴った英単語が「begins」であるというのも美しいと思う。










いしくら@koji_ishikura2026年1月14日読み終わった小説としては最後の作品。 『4321』もそうだったけど、新しいことをしているように思える。今回は、滑稽に振られているというか、笑える。これ、映画化したらコメディになるんじゃない? 柴田元幸さんのあとがきも染み入る。目頭が熱くなってしまった。


3am_sp@3am_sp2026年1月10日読み終わったポール・オースター最後の小説ということで手に取ってみた。 名人の晩年の落語聞いてるみたいな気持ちになった。芸かも。もはやストーリー展開とかじゃない。めっちゃいろんな分かるような分からないことが書かれた後に、引いて全体を眺めて、凄さがわかるみたいな。 最近読んだウィリアムズ「ストーナー」も思い出したな。
- いと@may--52026年1月10日読んでるp59「なくなった足や腕がかつては生きた身体につながっていたように、いなくなった人もまた、かつては自分以外の正者につながっていたのだ。生き残った側の人間は、自分の切断された部分、自分の中の幻の部分が依然深い痛み、聖性などとは無縁の源になりうることを思い知る。なんらかの治療によって症状が和らげられる場合もあるが、究極の療法はない」 p69「想像力とはかくも大きい、と彼は思う。あるいは、もっと単純に、夢の力。虚構の物語の中で語られた架空の出来事が人を変容させることがあるのと同じように、バウムガートナーは夢の中で自分が自分に語った物語によって変容したのだ。」


どうどう@toutoutoudo2026年1月1日読み終わったすごい冷たいじゃん…とポールオースターを読んでて感じることがあったけど突き放されることなく読み進められました。主人公は「とほほ」って擬音語が似合う。愛らしさと怖さがあった。遺作なのであとは読んでないのを読んでいくだけ。今年中に全部読むことを目標にしたい。ムーンパレスも読み返したい 。


mayu@yatsu_books2025年12月25日読み終わった@ 自宅ポール・オースターの遺作、これが最後の小説という帯に惹かれて手に取った本書。 今まで読んできたオースター作品とは、少し趣きが違うように感じた。この物語はオースターが病床の中で描いた作品と言う事だけど、読んで感じたのは自身の心情を描いているような気もした。 まだあの大作は読んでいないので、ぼちぼちと読んでいきたいな!










ブックスエコーロケーション@books-echolocation2025年12月25日新刊入荷@ ブックスエコーロケーションブックスエコーロケーション、12月25日(木)open。11‐18時。ご来店お待ちしております🎄 ポール・オースター、柴田元幸 訳『バウムガートナー』新潮社 バウムガートナーは妻アンナの死をいまも受け容れられずにいた。そんな彼に恩寵が訪れる……。 ポール・オースター最後の小説。










































