こまち
@komachi0319
2026年1月10日
月の影 影の海(下) 十二国記
小野不由美
ミュージカル『十二国記-月の影 影の海』を(9回)観た後、新潮社版で再読。
ようやく下巻で陽子も読者も救われるのですが、劇場でも楽俊が登場すると会場内が皆安堵していました。
五章ラストがミュージカルでは1幕の終わりでしたが、ここ、十二国記のヨウコと蒼猿に加えて、蓬莱の陽子も入れた3人のシーンだったのが本当に素晴らしい。原作では陽子と蒼猿のやり取りの末に「ぜったいに、負けない……」に至るけど、舞台で陽子が一人だと表現が難しい、同じくらいの内心の葛藤が表現されていました。
あと、私は延王が玄英宮で陽子に王が何たるかを話すシーンが大好きで、あれを舞台では歌の形で観た後改めて読み直すと、あの情報量をセリフで伝えるのは3時間ちょっとで上下巻のストーリーをまとめることを考えると難しく、歌で話を進めるのは正解だと感じます。十二国記シリーズは情報量が多いので、ストレートプレイだと相当端折る必要があるでしょうし。
舒栄や塙王と塙麟など原作ではそれほど触れられない登場人物もいますが、オリキャラがいなかったのも個人的には満足しているポイントです。
とにかく、私は今回の舞台が大好きで、素晴らしい作品を観ることができて大満足です。
元々は舞台化の報道をきっかけに読み始めた十二国記シリーズ、実はアニメは未見なのですが機会があればアニメも観て比べてみたいです。
