涼弥 "ジェーン・エア 下" 2026年1月10日

涼弥
@Suzu_0101
2026年1月10日
ジェーン・エア 下
ジェーン・エア 下
シャーロット・ブロンテ
ジェーン・エアが好きでいろんな訳で読むんだけど大久保康雄訳が一番好き……ということを、人と文体の話をしていて思い出した。 特に24章ラスト、「ちょうど日食が、人間と、まばゆい太陽とのあいだをさえぎるように、彼は、わたしと、あらゆる宗教上の観念とのあいだに、立ちふさがっていた。そのころわたしは、神のおつくりになった一人の人間に心を奪われていて、神の姿を見ることができなかった──その人間は私の偶像になっていたのである。」ここがたまらなく良い。 ていうか今回初めて原文読んだけど、“He stood between me and every thought of religion, as an eclipse intervenes between man and the broad sun.  I could not, in those days, see God for His creature:  of whom I had made an idol.”なんですね。なんて簡潔できっぱりした文なんだ。原文もめちゃくちゃいいな。 そういえば「ロリータ」も大久保康雄訳で読んだので私の中でロリータの冒頭と言えば「ロリータ、わが生命(いのち)のともしび、わが肉のほむら。わが罪、わが魂。」なんですよね。大久保康雄訳のリズムと漢字の開き方が好きなのかも。
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