ジェーン・エア 下
10件の記録
- 涼弥@Suzu_01012026年1月10日かつて読んだ心に残る一節つまみ読みジェーン・エアが好きでいろんな訳で読むんだけど大久保康雄訳が一番好き……ということを、人と文体の話をしていて思い出した。 特に24章ラスト、「ちょうど日食が、人間と、まばゆい太陽とのあいだをさえぎるように、彼は、わたしと、あらゆる宗教上の観念とのあいだに、立ちふさがっていた。そのころわたしは、神のおつくりになった一人の人間に心を奪われていて、神の姿を見ることができなかった──その人間は私の偶像になっていたのである。」ここがたまらなく良い。 ていうか今回初めて原文読んだけど、“He stood between me and every thought of religion, as an eclipse intervenes between man and the broad sun. I could not, in those days, see God for His creature: of whom I had made an idol.”なんですね。なんて簡潔できっぱりした文なんだ。原文もめちゃくちゃいいな。 そういえば「ロリータ」も大久保康雄訳で読んだので私の中でロリータの冒頭と言えば「ロリータ、わが生命(いのち)のともしび、わが肉のほむら。わが罪、わが魂。」なんですよね。大久保康雄訳のリズムと漢字の開き方が好きなのかも。

RIYO BOOKS@riyo_books2024年1月20日読み終わった慣習は道徳ではありません。独善は宗教ではありません。前のものを非難することは、後のものを非難することではありません。それぞれは正反対であり、悪徳と美徳のように区別されます。男性はあまりにも頻繁にこれらを混乱させます。そして混乱は過ちです。外見を真実と取り違えるべきではありません。高みの僅かな人々を高揚させ、拡大する傾向にある偏狭な教義を、世界を救うキリストの信条に置き換えるべきではありません。繰り返しますが、過ちです。そして、それらの境界を明確に示すことが善であり、過ちではありえません。 ──『ジェーン・エア』第二版序文






