ふんどぅる
@j001
2026年1月9日
アルジャーノンに花束を新版
ダニエル・キイス,
小尾芙佐
読み終わった
自分用メモ
知的障害でも人間なのだということ。
ウォレンに行ったチャーリーが、偽りで子供の作品を褒める場面。あれはどう答えるのが正解だったんだろう。褒めるのが正解なのか。でも、当人に嘘だとバレてしまったら余計に傷つけてしまうかもしれない。
p363 チャーリーのセリフ
「知能だけではなんの意味もないことをぼくは学んだ。あんたがたの大学では、知能や教育や知識が、偉大な偶像になっている。でも僕は知ったんです。あんたがたが見逃しているものを。人間的な愛情の裏打ちのない知能や教育なんてなんの値打ちもないってことをです。」
「知能は人間に与えられた最高の資質の一つですよ。しかし知識を求める心が、愛情を求める心を排除してしまうことがあまりにも多いんです。これはごく最近ぼくがひとりで発見したんですがね。これをひとつの仮説として示しましょう。すなわち、愛情を与えたり受け入れたりする能力がなければ、知能というものは精神的道徳的な崩壊をもたらし、神経症ないしは精神病すら引き起こすものである。つまりですねえ、自己中心的な目的でそれ自体に吸収されて、それ自体に関与するだけの心、人間関係の排除へと向かう心というものは、暴力と苦痛にしかつながらないということ。 …」
手術前は知能を求め、手術後は愛情を求める。そして知能が退化していくとまた知能を求める。
ないものを求めてしまうのが人間なのか。
幸せってなんなんだろうか。
知能が高くなることによって、周りの友人からのいじめ、母親から捨てられたことに気づき、また大学の学生の話がしょうもなくおもえてしまう。悲しいシーン。