
かおり
@6kaorin5
2026年1月11日
夜更けより静かな場所
岩井圭也
読み終わった
「本の読み方は人の数だけある。だから読書は面白い。もしかしたら、わたしたちは常に家族や友人や職場の人と、読書会をしているのかもしれない。課題図書は、おのおのの人生だ」
・
誰かにとっては取るに足りない一冊だったとしても、自分にとっては大切な一冊になることがある。
「本の読み方は人の数だけある」のだ。「だから読書は面白い」。「課題図書は、おのおのの人生だ」。
そうなのだ。
共感だけが読書ではない。
みんなが読むから私も、ではないのだ。
今更ながら読書の原点というか、生きてゆくことへの原点、のようなものを思い出させてもらえた作品。
ラストに『長距離走者の孤独』を持ってくるところにもシビれた。個人的に思い出のある作品だったので。
自分にとっての『真昼の子』を求めて、私もまだまだ これからも、読む。
・
⭐︎単なる疑問、というか備忘録:
古書店ものはなぜ叔父・伯父と姪、というものが多いのか?『森崎書店の日々』もそうだったし、最近読んだ『古本食堂』は大伯父さん。そして、大学生の姪。特に今回はこの『古本食堂』と被る雰囲気があった。
⭐︎逃げ場、隠れ場、だった「深海」が、みんなの居場所になってゆく物語性が心地よかった。 そんな 逃げ場であり居場所である「深海」をきっと吉乃は守っていくだろう。そうであってほしい。私の帰れる場所としても。




