村崎
@mrskntk
2026年1月11日
やりなおし世界文学
津村記久子
読み終わった
私もこんなふうに読書した〜〜〜い!と思わせてくれる一冊だった。むしろこんなふうに読みたいから私は読書してるのか…!?
海外文学に触れてこなかったから紹介されている作品ほとんど未読なんですが、それでもこんなにおもしろいのは津村記久子さんの絶妙な突っ込みとちょっと自虐的な内省がよいあんばいで差し込まれているからだと思います。
なんかね〜なにも難しいことわからないですけどある一部分でも楽しいと思えるならそれはそれでいいよね!と思った。
あらすじや登場人物の説明がめちゃくちゃうまい、いやうまいという言い方は偉そうでよくないんですけれども、本当にどれも読みたくなるし、というか読んでも大丈夫そうだな…?となる(名だたる名作文学ってやっぱりちょっとハードル高いじゃないですか)
で、やっぱりすごいのは読む前は津村記久子さんも大丈夫かな…?なんて考えておられるんですけど、自分の言葉で作品を紹介する力!!!!!強すぎる!!!!!!
とくに読みたいな〜となった作品
「トニオ・クレーゲル ヴェニスに死す」トーマス・マン、高橋義孝訳
「樽」F・W・クロフツ、加賀山卓朗訳
「サキ短編集」サキ、中村能三訳
紹介されている作品のひとつ「夜と霧」は私も一度読んでいるのですが、読んで感じたことを言葉にしてもらえることの心強さを感じました。以下引用。
「最悪の境遇の中にも人間の心は存在すると明かすことで、戦争の無意味さを語ることに成功している。その人の何を略奪しても、命を奪っても、魂を奪うことはできないと本書は説く。」
あわせてあとがきの言葉の力強さにもぐっときました。







