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@blue-red
2026年1月11日
推し、燃ゆ
宇佐見りん
読み終わった
単行本
芥川賞
読書後、どうにもずっとモヤモヤしていた。小説の推し活(主人公の推しに抱く気持ち)の描写は素晴らしい。とても瑞々しく、主人公の背景もあってか神聖性すらを帯びている。
しかし、何でこんなに主人公にいくつもの苦境や苦痛を与えるんだ? 納得できない。少し読み直してみたが、やはり読んでてつらい。
いや、小説の設定に「何でこうなんだ!? 納得できない! おかしい!」とか言っている奴のほうがおかしいことくらいオレにも分かっている。設定が現実的ではないとか言いたいわけではない。「こんな状況ありえないよ」なんて言う気はない。むしろ逆だ。
もはや何故納得できないのか、自分でもよくわかなくなってきた。ただ一つ言いたいのは、受診してついたという「ふたつほど(の)診断名」を描き切って欲しかった。せめて、主人公に与えられる苦境や苦痛の主原因に、名前ぐらい与えて欲しかった。



