"青い鳥、飛んだ" 2026年1月10日

紬
@tsumugu
2026年1月10日
青い鳥、飛んだ
考え方や価値観は人それぞれ。「万引きは許さない」とあくまで厳罰を求めるという考え方も、ひとつ。 ただ、感情に呑まれて、それはなぜなのか?何のために?を見失うと、時にこの小説のような悲劇に至ることもあり得る。 その一方で、そのように厳格な対応をされることで、軌道修正がなされることにもつながり得る。 「あそこで厳罰を求められなかったら、私は万引きをやめられなかったかもしれない」と。 そしてそれは、たとえ厳しくした当人に、その目的意識はなくても、そうなり得るのだ。 この世には、100%の善も100%の悪も存在しなくて、意図で全ての結果をコントロールできるわけでもない。私たちはただ、その狭間で、時に無力を感じ、時に勘違いして暴走し、時に過ちを犯して立ち止まったりしながら、日々を生きていく。同じように生きる、多くの他者たちとともに。 そんな、一抹の哀しさや苦しさを、人とともにいる温かさを。人と人は、よくも悪くも、影響し合いながら生きていくのだと。だからこそ、未知の怖さも楽しさもあるのだと。そんなことを感じた。
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