
辰巳
@divinus-jp
2026年1月14日
呪文の言語学
角悠介
読み終わった
おすすめ
ヤバい
おもしろい
出版は2025年だけど年始に読み終わって
2026年ベストにまず、いれとこう
追記)
以前から気になっていたけれど、11月の神戸市立大の配信を見て、チョーゼツおもしろかったので読みました
配信としてはロシア、ルーマニアの「呪文」についてで、
え?そんなカジュアルなの?と思うくらい「あたりまえ」だった
考えてみたら、「痛いの痛いの飛んでけー」とか、風邪をひいたら焼いたネギを喉にまけ、とかそれに近いもの
(でも、この「焼きネギ」のようなおばあちゃんの知恵袋はそんなにバカにしたもんじゃなくて、焼きネギにも多少の理論の後付けもできるし、梅干しとおかゆなんて最低限のカリウム塩分と暖かい水分と吸収しやすいカロリーという事でよくできているんです)
そして、ルーマニアではそれは日常らしく、また、しっかりと商売用のソレもあって、頼もしい
そのビジネス魔術も含めて、そうしたものは、厳しい半自給自足の生活のなかからできてきたもので、やっぱり、「んなバカな」な事ではない
このルーマニアのビジネス魔術も含めて、きりんさんの「まじない」と同じで生きのびるためのものだと思う(→ 嶽啓道 まじなゐ作法 :まじない屋 きりん堂 (著))
日本とのつながり、といえば、「ババ」という音が魔女でおばあさんを示すものは極東の日本と通じるものがあって、それはインドにルーツがあるロマに求められるものかもしれない
そして、この魔女、魔女裁判と教会の関係もなしくずし?になっていく感じも日本と似ている(もちろん、日本での宗教弾圧も知ってますよ、あくまでも比較としてですよ、念のため)
こうした呪文を翻訳しない、というのもホントにそうでお経なんかも、和讃はあるけれど、サンスクリット語の音をそのままお唱えするものもある
こうした呪文、魔術、おまじないは、日常使いじゃないものもあって、すべて、おおっぴらにすることばかりじゃないけれど、呪文は言霊、言葉になにがしかが宿るとしている日本でも、もっとあっていいじゃないのかなとも思う
そうでないと、ネットに飛び交う怨嗟の言霊は「成仏」しないのかもしれない
昨年の出版だけどお正月休みにかけて読んだので、2026年ベストにリストアップします

