ねこやなぎ "ライティングの哲学 書けない..." 2026年1月12日

ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論
ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論
千葉雅也,
山内朋樹,
瀬下翔太,
読書猿
300ページ弱の新書(紙)です。 書くことを仕事とされている著者4人が、書けない悩みを持ち寄り、どうすれば楽に、また最後まで書けるのかを考える本です。 あまり見ない構成の本で、著者たちで座談会をし、各人の執筆実践を挟んで、再び座談会をしています。座談会は文字起こしです。 企画の動機は、お互いの執筆方法を見せあい、楽に執筆するヒントを得ようというものでしたが、結果的に、技術的な話に留まらず、書くことの本質を探究する内容になっています。 千葉雅也さんのあとがきの最後の段落から引用します。 「(引用者註:言語は他者だという話をしたあとで)他人に任せられるというのは、完璧を求めないことである。逆に、「完璧を求めないとは他人に仕事を任せることである」と言い換えて、一人で書くときにも、他人に仕事を振って任せるようにして書く、という意識を持つのがいい。書くプロセスに他者性の風が吹くのを歓迎する。このことを四者それぞれに考えていたのだと思う。まさしく四人で、他者同士で考えることで、「我が意」への執着すなわち「我執」を離れることがテーマとなったのである。」
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