
読書日和
@miou-books
2026年1月12日
変わり者たちの秘密基地 国立民族学博物館
ミンパクチャン,
樫永真佐夫
読み終わった
以前からずっと民博(国立民族学博物館)へ行ってみたいと思っていたが、関東から訪れるには距離があり、常設展だけでも一日がかり、特別展まで見ようとすると二日は必要になりそうで、なかなか足を運べずにいる。それでも「2026年こそは必ず行く」と決めていて、その予習として本書を購入。
本書では、民博の研究者たちが語るエピソードや研究の背景が紹介されており、どの先生方の話も非常に面白く、一気に読み進めてしまった。改めて「こんな展示や研究が集まっているなんて、本当に贅沢な場所だ」と感じた。
特に印象に残ったのは、モンゴル・シャーマン研究の島村一平先生。ポッドキャスト『ゆる民俗学ラジオ』にゲスト出演された際のトークが面白く、本書でも研究のきっかけやフィールドワークの話に加えて、奥様との出会い、そして奥様を亡くされた経験(に伴うフィールドワークまで語られており、研究や展示を実際に見に行きたい気持ちがより強くなった。
奴隷制度に関する研究の章も興味深い。地域によっては奴隷が週休2日で働いていたという事例や、「週休3日になる」という噂が広まりながらもなかなか実現しないために革命が起きた、という話には驚かされた。読んでいて、むしろ「今の自分のほうが社畜で奴隷なのでは…」と感じてしまうほどだった。魔女研究の話も非常に面白く、民俗学の奥深さを感じた。
実際に民博を訪れたときに必ず立ち寄りたい場所(自分向けのメモ)
・出入口付近の『探求ひろば』の一画、『研究の現場から』
(世界を見せる異世界)
・「4F(研究室のあるフロア)をぐるっと一周すると、世界一周ができるんですよ。」
・超人気の広報誌『月刊みんぱく』



