チャトラビ "星になっても" 2026年1月12日

チャトラビ
チャトラビ
@beekichi
2026年1月12日
星になっても
星になっても
岩内章太郎
「ぽつんと死んでいる父を見て、それを可哀そうだとか言った親戚もいたらしいが、私は、死んだ後の孤独を、母に向かってとやかく言うのはナンセンスだと思う。むしろ、可哀そうなのは母の方だ。この世界には、あまりにも形式的で、自分勝手な言い分が多すぎる。誰が一番しんどいのかは一目瞭然なのに、その人に対して余計なことを言いたがる」p80 「かなしみが長引いた、という母の言葉は、よく分かる。かなしみが忙しさでごまかされると、生活の波に乗ることで心がちょっとは楽になる。しかし、自分の感情を直視していないので、それはどこまでも心の隅に残り続ける。そうして、かなしみが、いわば膿んでくる。その分だけ、治るのが遅くなる」p219 思い当たることばかりだ。涙を拭いたり大笑いしたりしながら読んだ。 この本を読めてよかった。
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