ねこやなぎ "水中の哲学者たち" 2026年1月12日

水中の哲学者たち
ソフトカバーの300ページ弱の本です。 著者の永井玲衣さんが手のひらサイズの哲学と呼ぶ内容が書かれています。いくつかのWeb記事が本になったものです。 問いを扱う著者の方の手つきに見入ってしまいます。少し引用します。 p116 もうやめよう あきらめがわたしを喰い破りそうになるとき、問いがわたしを心配そうにのぞきこむ。わからないと投げ出したくなったり、早急に答えを決め込みたくなったりしたとき、まだわからない、まだわからないよ、と問いは言う。 p124 わたしの人生は、わたしが決められて、本当だと思っていることにも、本当に?と問うてもいいのだ、と思った。見知らぬ誰かや、得体の知れない何かが、何もかもを決定したとしても、わたしはそれに抗ってもいいのだ、と驚いた。 本を読んでネットに感想を書く。ということに、後ろめたさを感じている自分がいることに気づきます。本の感想を他人が見ているところに書く、とは何をしていることになるのか。他人に読んでもらえるような感想を、読みやすいような感想を書きたいと思うのはどうしてなのか。 自分の周りに世界があること、その世界を見てみたいという好奇心と世界に圧倒されてしまうかもしれないという怯えが自分の中にあることを思い出させてもらえました。
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