鍋の底 "リチャード・ブローティガン" 2026年1月12日

鍋の底
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@nabebosoko0829
2026年1月12日
リチャード・ブローティガン
「歴史の書にはけっして登場しない人びとが、じつは「波乱のアメリカ史に狼煙のごとき光をはなつ」(「芝生の復讐」)」。わたしだって、名もない、などとかんたんにいうが、そのようないいかたは、ほんとうはきらいだ。そう呼ばれる人びとには、いつだって名はちゃんとあるし、名もないといってすませるのは、語り手の思いあがりにすぎない。物語を描くことの目的の一つは、「名もない」と一括される人びとの名を固有名詞にして呼びもどし、彼らの声を回復することにあると、わたしは思う。わたし自身の書くものも、どうかそうであってほしい、と祈るように願う。」(「寄宿詩人」p.159)
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