マヤ "文學界 2025年 10月号" 2025年12月31日

マヤ
マヤ
@mayaya_2025
2025年12月31日
文學界 2025年 10月号
坂崎かおる「へび」のみ読了。 最初サラッと読んでしまい、「ふーん」って感じだったんだけど、読書ノートを書くために読み返していたら「これはもしかして、こういうこと?」「これとこれはこう繋がる?」みたいなことがいくつか見つかり俄然おもしろくなった。 読み解き甲斐のある作品だと思う。 子どもの成長を見守るヘビ(のぬいぐるみ)という存在がまずヘンテコで(爬虫類って子育てしないよね?)、そこからして違和感なんだけどたぶんその違和感を意図して書いているのだろうと思われる。 修復可能なヘビのぬいぐるみを持ち歩く「あなた」は明らかにおかしく、へびは息子の夏秋ではなく父親の「あなた」のイマジナリーフレンドなのだろう。 個人的にこれはつらいな、と思ったのは父親と息子による「死んじゃいたい」サンドイッチ。 大人も子どもも、それぞれ苦しみ、悩み、逃げたくなるのだと感じた。 反面教師のはずの父親と実は根本は変わらないっていうのも皮肉〜〜〜と思ったし、息子の夏秋にはそのループから抜け出して欲しい気持ちと、彼の未来をうまく想像できない読み手の自分がいて再読してもラストは「うーん…」という感じだった。 でもおもしろいのでみんな読んでほしい。 そして感想を書いてください!
文學界 2025年 10月号
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