Rye
@Rye_612
2026年1月12日
イン・ザ・メガチャーチ
朝井リョウ
孤独に苦しむ中年男性。周りと比べて繊細なことで周囲からの視線に悩む少女。推しの死から徐々に危うい方向へ進んでいってしまう女性。この3者を主に描いた作品。押勝はいわば宗教のようなものだと言う表現が特に納得できた。SNS上で違う界隈同士が自分の推しのことで揉めているのはまさに宗教戦争だなと思った。日本は無宗教な人がまだまだ多いと思うけど、星活はまさにジェネリック宗教というか、あまりにのめりこみすぎると、自分の生活に支障をきたしてしまう
危うさも秘めているなと感じた。押しの死の苦しみから、徐々に陰謀論にはまっていってしまう女性のシーンは苦しかった。おそらく彼女1人であればそうなる事はなかったはずなので、付き合う周りの人間の質の重要さを改めて感じる。結婚して、娘がいても離婚をしてしまえば、事実上独身なのでいちど結婚できたからといってあぐらをかかず、しっかり家族との関係構築に努めることが老後の孤独を防ぐ唯一の方法なのかもしれないと思った。最近は年齢の離れた友達と言う声も聞くけど、まだまだ少数派だとは思うので、限られた人生で1人の時間も大切にしつつも、周囲の人と良好な関係を築く努力を若い力から始めたいと思った。



