
かおり
@6kaorin5
2026年1月13日

三人書房
柳川一
買った
読み終わった
賛否両論、どちらかというと否の意見の方が目につくのだが、私にはとても好みで愉しい読書時間だった。
のちの江戸川乱歩となる平井太郎が二人の弟と共に開いた 古書店《三人書房》を舞台に繰り広げられる推理。
松井須磨子に宮沢賢治、高村光太郎、という文字に私の近代文学ミーハー魂は掻き立てられた。
虚構と事実を程よくミックスした連作小説。
若き日の平井や井上と一緒にわくわく。
小説、なのだから、
小説として、その虚構、妄想を十分愉しく時代も人物像も味わえた。
お栄と大観の[秘仏堂幻影]が印象に残る。全編を通して宮武外骨 という人物に興味を覚えた。
著者は史上最高齢の69歳で第18回ミステリーズ!新人賞を受賞。「あとがき」にあったように 雨情や啄木を扱った続編をぜひとも読みたい。






