おとわ "傷ついた世界の歩き方" 2025年7月1日

おとわ
おとわ
@otty1211
2025年7月1日
傷ついた世界の歩き方
傷ついた世界の歩き方
フランソワ=アンリ・デゼラブル,
森晶羽
2025年に読んだもの。 また改めて読み直したいもの。 ——————— 読み始めてすぐに「これは面白そうだ」と感じました。 1987年生まれ(同級生)の作者がニコラ・ブーヴィエのイラン旅行記「世界の使い方」と同じルートを辿る旅行記。 命懸けで髪の毛を風になびかせる。 国家と宗教が密接に結びついた世の中では、女性が髪の毛を覆ってないことを取り締まる警察がいる。 女性の権利を守ってくれない法律が堂々と存在する。 なんというか、オーバーに言ってしまうと、私自身「フェミニズム」って無関係だと思ってた。 そのくらい女の権利とかを今まで考えたこともなく、それは私の価値観云々の話ではなく、恵まれた環境にいて考えずに済んだってことで。 イランに対して特別に何か印象があったわけではなく、昨今のニュースから影響を受けて読んだもの。 前知識はゼロ。 「権利がない」ってこういうことを言うんだな、と。 国と国民とは切り離して考えないといけない、ということに気付けているか。 大人だったら当たり前なのか、大人でもごちゃっと考えてしまってないか。 国が行うこと 国民が行うこと 国が考えること 国民が考えること 全戦争に言えることだけど、戦争を始めたやつだけを狙ってよ、国民を巻き込まないでよ。 1%の決定によって被害を受けるのは99%の方だと思う。 言いたいことも言えない世の中が本当にある。 民主主義という名の独裁がある。 選ばざるを得ない手段を、選ばない、という自由は難しいのか。 好きだなあ、人文学。 日本で生きていたら知らずに過ごしてしまう文化に触れられるような読書、素晴らしい。 ———————————- 死を恐れていなかった。(略)恐れることがあったとすれば、それは刑務所送りになることだった。刑務所送りは、イランで暮らす全員が恐れていた。 死者の背後では千の心臓が鼓動する。 蜂起が失敗したのなら反乱であり、成功したのなら革命だ。 女性、命、自由。
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