しんどうこころ "サンクチュアリ" 2026年1月13日

サンクチュアリ
サンクチュアリ
フォークナー
フォークナー初読。 正直、重かった。 読み進めるほどに脳が疲労し、意味を理解するというより、ただ体験させられる感覚に近い。 フォークナーは「考えるな、感じろ」と突き放す作家なのだとわたしは理解した。とにかく、意味が固定されない、まるで詩のような文体ゆえに読みながらかなり消耗した(表面的な美しさという意味での“詩的”ではなく、構造としての“詩的”)。 何より印象的なのは、悪が回収されないことが特別な事件としてではなく、日常として描かれる点だ。繰り返すが、それは特別なことではなく、ただ過ぎて行くのだ。 安っぽい物語的救済を拒み、これが現実なのだと暴力的に突きつけてくる。
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