どの
@kadon
2026年1月13日
ガウディの伝言
外尾悦郎
感動や芸術が意味をなさないこともあるとわかった本。ガウディが設計したサグラダファミリアは、スペイン内戦の時にフランコによって破壊されて設計図も失われちゃうんだけど、それを一生懸命後世の人間が考えて改めて作り出した、その中心人物になった日本人彫刻家がこの本の著者。
サグラダファミリアを見た時すごく壮麗で恐ろしいほど緻密なのに暖かい森にいるような安心感があって、無宗教の異国人である私すらメソメソ泣いてしまったんだけど、それを壊したのが建築家と同じ宗教、同じ出身の人間。自分を含めおそらく多くの人間がこの建築で度肝を抜かれて感動するんでないかと思うけど、それが通用しない人間は一定数いて、アートに救われる人はいても人間はアートを救えないし、アートに救われない人間もいる。だからいろんな知識をつけて、理解できないことも許容できる、というふうに自分で気をつけないときっといつかとんでもないものを知らないうちに失うことになるんだろうな〜



