
ゆうと
@yuto07
2026年1月14日
傷を愛せるか 増補新版
宮地尚子
読み終わった
精神科医の著者による、トラウマなどの「傷」に関するエッセイ
戦争のPTSDやDVの被害者を挙げつつ、辛い記憶や体験に対する向かい方を正直な言葉で述べている
「傷のある風景から逃れることはできるかもしれない。傷のある風景を抹消することはできるかもしれない。けれども傷を負った自分、傷を負わせた自分からは、逃げることができない。記憶の瘢痕から身体が解放されることはない。ベトナム戦没者記念碑の黒い壁を見つめる兵士たちの像が重い荷を背負いつづけ、疲労の影を顔に深く刻みこんでいるように。」
