
ゆうと
@yuto07
- 2026年8月16日
ドーパミン中毒アンナ・レンブケ,恩蔵絢子読み終わった精神科医である著者と患者とのやり取り、著者自身が抱える依存や家族との確執、そして先行研究の多様な実験結果がバランス良く紹介されていてとても面白かった。 よくあるSNSに関する話だけでなく、自分の弱さや他者とどう向き合い、どのようなコミュニティを形成すべきか、といった話まで踏み込んでいて勉強になる。また読み返したい。 - 2026年8月16日
ドーパミン中毒アンナ・レンブケ,恩蔵絢子読み終わったまず、徹底的な正直さは自分の行為についての自覚を促す。第二に、親密な人間関係を育む。第三に、正直な自分の物語ができるので、今現在の自分にだけではなく、未来の自分にも説明責任が果たせるようになる。最後に、真実を語ることは伝染するため、将来の自分や別の誰かが依存症を発症するのを防ぐことにもなり得る。 - 2026年8月16日
ドーパミン中毒アンナ・レンブケ,恩蔵絢子読み終わった今、私は自分がいくらか不安を感じやすく、うつっぽく、懐疑論者であることに納得している。私は摩擦と挑戦と努力と闘争が必要な人間だ。寝台の長さに合わせるために、客の足を切り落としたギリシャ神話の宿屋のように、私は世界に合わせて自分の足を切り落としたりしたくない。誰もそんな風にされるべきではない。 - 2026年8月16日
ドーパミン中毒アンナ・レンブケ,恩蔵絢子読み終わったマインドフルネスの実践がドーパミン断ちの最初の数日は特に重要になる。多くの人は高ドーパミンの物質や行動を自分自身の考えから気を逸らすために使っている。逃避するためにドーパミンを使うのをやめると、まずそうした辛い思考、感情、感覚が雪崩のように押し寄せてくる。 こういう時は辛い感情から逃げるのをやめ、そうした感情を大目に見ることが肝心だ。これができると、その経験は新たな意味を帯び、今までに想像したことがないほど豊かな質感を湛えるようになる。苦痛はまだそこにある。しかし、少し形が変わっていて、自分だけのものというより、多くの人が味わってきた苦悩という広大な風景と一体化したものに見えてくる。 - 2026年8月16日
ドーパミン中毒アンナ・レンブケ,恩蔵絢子読み終わった「デバイスを使って気を紛らわそうとしていることこそが、あなたのうつや不安を作っているかもしれないから。四六時中、自分自身を避けているのはとても疲れるんじゃないですか。自分自身を別の方法で体験したら、新しい考え方や感じ方ができるようになるかもしれない。そうすれば、自分自身や他者や世界ともっとつながっている感覚が持てるのではないかと思うんです」 はい。。。 - 2026年8月14日
ドーパミン中毒アンナ・レンブケ,恩蔵絢子読んでる私の患者のソフィーはスタンフォード大学の韓国からの留学生で、うつと不安があり、助けを求めてやって来た。たくさんの話をしたのだが、その中で彼女は起きている間は大体、ある種のデバイスにつながれていると言った。インスタグラム、YouTube、ポッドキャストなどを開き、お気に入りの人たちを見て/聞いて過ごしている。 セッション中、私は彼女に講義に向かうとき、そうしたお気に入りを流すのではなく、浮かんでくるままに自分の思考を流すのがいいのではないかとウォーキングを勧めた。 自分でも試しに音楽なし散歩したけど、不安がえぐい! - 2026年8月2日
- 2026年8月2日
ヘヴン (講談社文庫)川上未映子読み終わった百瀬 「地獄があるとしたらここだし、天国があるとしたろそれもここだ」 そして最後の主人公とコジマの抱き合うシーン 「僕たちがこのようにしてひとつの世界を生きることしかできないということにたいする涙だった。ここ以外に僕たちに選べる世界なんてどこにもなかったという事実にたいする涙だった。」 は繋がっているように思えるけど、コジマはヘヴンを最後まで心に持ち続けられたのだろうか.... - 2026年8月2日
ヘヴン (講談社文庫)川上未映子読み終わった全てに出来事に意味はない、とする百瀬と自身が今の苛められていたり働き者のお父さんが報われないという状況全てに意味がありいつか報われるとするコジマ。 2人は真逆のスタンスを持っていると思っていたけれど、クジラ公園で2人の姿が入れ替わり重なって見えるように、他者を自分の世界に引きずりこむという点で共通しているのが面白い。 - 2026年8月2日
ヘヴン (講談社文庫)川上未映子読み終わった「それは悲しみのせいで流れた涙ではなかった。それはたぶん、こうして僕たちはゆく場所もなく、僕たちがこのようにしてひとつの世界を生きることしかできないということにたいする涙だった。ここ以外に僕たちに選べる世界なんてどこにもなかったという事実にたいする涙だった。ここにあるなにもかもに、ここにあるこのすべてにたいする涙だった。」 - 2026年1月19日
やがて哀しき外国語村上春樹読み終わった「外野席に寝ころんでビールを飲んでいて、ヒルトンが二塁打を打ったときに、突然「そうだ、小説を書こう」と思ったこと。そのようにして僕が小説を書くようになったことを。」 - 2026年1月18日
やがて哀しき外国語村上春樹読み終わった「遠い太鼓」に続いてとても面白い海外滞在エッセイ 「僕に必要だったのは自分というものを確立するための時間であり、経験であったんだ。それは何もとくべつな経験である必要はないんだ。それはごく普通の経験でかまわないんだ。でもそれは自分のからだにしっかりとしみこんでいく経験でなくてはならないんだ。学生だったころ、僕は何かを書きたかったけど、何を書けばいいのかわからなかった。何を書けばいいのかを発見するために、僕には七年という歳月とハード・ワークが必要だったんだよ、たぶん」 - 2026年1月14日
傷を愛せるか 増補新版宮地尚子読み終わった「傷がそこにあることを認め、受け入れ、傷のまわりをそっとなぞること。身体全体をいたわること。ひきつれや瘢痕を抱え、包むこと。さらなる傷を負わないよう、手当てをし、好奇の目からは隠し、それでも恥じないこと。傷とともにその後を生きつづけること。」 - 2026年1月14日
傷を愛せるか 増補新版宮地尚子読み終わった精神科医の著者による、トラウマなどの「傷」に関するエッセイ 戦争のPTSDやDVの被害者を挙げつつ、辛い記憶や体験に対する向かい方を正直な言葉で述べている 「傷のある風景から逃れることはできるかもしれない。傷のある風景を抹消することはできるかもしれない。けれども傷を負った自分、傷を負わせた自分からは、逃げることができない。記憶の瘢痕から身体が解放されることはない。ベトナム戦没者記念碑の黒い壁を見つめる兵士たちの像が重い荷を背負いつづけ、疲労の影を顔に深く刻みこんでいるように。」 - 2026年1月12日
タタール人の砂漠ディーノ・ブッツァーティ,脇功読み終わった「その間にも時は流れて、その音もない鼓動がいっそう性急に人生を刻んでゆく、一瞬立ち止まり、ちらりと後ろを振り返る余裕さえない。「止まれ、止まれ」と叫んでみたところで、もちろん無益なことだ。すべてが過ぎ去ってゆく、人も、季節も、雲も。石にしがみつき、大きな岩の先端にかじりついて抗おうとしても無駄だ、指先は力尽きて開き、腕はぐったりと萎え、またもや流れに押し流される。そして、その流れは緩やかに見えても、決して止まることを知らないのだ。」 - 2026年1月12日
タタール人の砂漠ディーノ・ブッツァーティ,脇功読み終わった「一方、砦には時の仕事に対して無防備な、衰れぬ人間たちが閉じこもり、その期限ぎれが近づきつつあるのだった。かつてはおよそ遠い先きのことのように思っていたその期限が、今や不意にすぐ近くの地平線から顔を覗かせ、情け容赦なく人生の満期を思い起こさせるのだった。あらためて気を取り直すためには、そのつど、新たな流儀におのれを順応させ、わが身と引き比べる新たな基準を見つけ出し、自分より条件の悪い者たちを見てわが身を慰めねばならなかった。」 - 2026年1月12日
タタール人の砂漠ディーノ・ブッツァーティ,脇功読み終わった「彼は反抗もせず、辞表も出さずに、黙って不公平を呑み込み、もとの任地にもどって行くのだ。そして、彼は急激な生活の変化を避け、これまでどおりの慣れた暮らしにもどれることを内心ひそかに喜んでさえいる。ドローゴはずっと先きで栄光をかちうることができると思い込み、まだまだ時間は無限にあると信じて、日常生活のための卑小な争いは放棄したのだ。いずれすべてが充分に報われる日が来ると彼は考えている。」 - 2026年1月12日
タタール人の砂漠ディーノ・ブッツァーティ,脇功読み終わった「さあ、走れ、若駒よ、平原の道を。遅くならないうちに走れ、たとえ疲れていようと、立ち止まらずに走るのだ、緑の牧場が、見慣れた木々が、人々の住まいが、教会や鐘楼が見えるまで。 さあ、砦よ、さらばだ、これ以上の長居は禁物だ、お前の神秘は他愛もなく地に落ちた、北の荒野は無人のまま、決して敵が姿を現すことなく、何物もお前のみすぼらしい城壁に襲いかかって来ることはないだろう。憂愁の友、オルティス少佐よ、さらばだ、あなたはもうこの砦を離れられない、あなたとおなじく、他の者たちもあまりに長く希望にこだわりすぎた、時の流れは早く、あなたたちはもうやり直しがきかないのだ。」 - 2026年1月6日
トピーカ・スクールベン・ラーナー,川野太郎読み終わった主人公の競技ディベートに対する姿勢が変わっていくのが面白い。主人公含む数世代が向き合ってきたアメリカの「男たち」 「その状況を生きているとき、ありきたりなんてものはない」 - 2026年1月6日
すべて真夜中の恋人たち川上未映子読み終わった「人からみればなんでもない夕方と夜のさかいめを、けれどもふたりでゆっくりときりひらいていくように思えてしまう青い薄暮は、つかのま、三束さんとわたしをおなじ色にした。」 「動くものと動かないもののあいだを満たしてゆくインクのような夜の濃さを、わたしはコーヒーカップに唇をつけたまま、ぼんやりと眺めていた。」
読み込み中...