
ひなこ
@hnk927
2026年1月10日
読み終わった
@ 自宅
新年初読了。年末年始で3冊くらい並行して読んでたんだけど、本屋さんで偶然見つけ、即買い即読了してしまった。
恩田陸さんの小説は、「三月」にあったみたいに、「物語のなる木」からもいできたような世界観で、本を閉じてもその世界がどこかでずっと続いていると信じられちゃうのが凄いところ。だから時折人気作にはスピンオフ的な位置付けの短編が出ていて、「あの人どうしてるかな?」くらいの気持ちで読みたくなる。そして恩田陸さんの方でも彼らのその後が気になっているんだ、ということに嬉しくなる。
springで深津が好きだった私的にはちょい物足りなさもあったけど、前作語り手にならなかったハッサンやフランツ、ヴァネッサから見た春を読めて嬉しい。恩田陸作品の登場人物は少女漫画的で、読んでてカッコいいな、と思っちゃう。
また、前作から変わらず、「カルチャー力」がふんだんに発揮されていて、ここは最大の見どころ。前作同様、絵画や小説をモデルとしたオリジナルの演目が出てくるのだけど、本当に観たくなる。でも実際にある演目じゃないので、出てくる曲を聴きながら本を読んで妄想するしかない…。好きな本が映画化するのはちょっと怖い気もしつつ、「蜘蛛女のキス」も「KANON」も「ドリアングレイ」も、あれもこれも全部見たいので、誰か恩田陸好き映画人、ぜひお願いします…!!!!



