"乳と卵" 2026年1月13日

楡
@etemotust
2026年1月13日
乳と卵
乳と卵
川上未映子
再読。あまりの"raw"さに眩暈がする。音声が頭のなかで流れ続けるような、まあるい文章の心地よさを感じつつも、描かれる心情・情景の生々しさに共感を通り越して気分が悪くなる勢い(体調的な意味で)。 関西弁ネイティブなので、脳内音声がスムーズなのはアドバンテージかもしれない。 生と性は切り分けられないかっちりはまったパズルピースのようで、だけれども生と同じようには性を受け入れられない違和感。生まれたからには生き続けていて、不可避的に性的なことがつき回ってくる気持ち悪さ。 フレンチドレッシングをシンクに流して水と混ざり合う様、頭にぶつけた卵が髪に絡まる様、醒めた濃密な、分かちがたい生と性の気配に咽込んでしまう。
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