
くりこ
@kurikomone
2026年1月14日

心的外傷と回復
ジュディス・L.ハーマン
まだ読んでる
p.104
ベトナム戦争の反戦感情を封じ込めるため、兵士と市民、兵士同士の連帯を取らせない対策を取られたこと、更には帰還した兵士は敗戦に対する講習の批判と排斥に出会い、二度目の外傷を負ったことを読む。
トラウマを成仏させるためには、人と人との繋がり信頼感を再構築することが必須にも関わらず、「戦争」という罪をアメリカが封じ込もうとした結果兵士の心的外傷をより深くさせたことを見ると、やっぱり心的外傷は社会的に刻印されるものだと改めて思う。
日本でやっと最近「戦中トラウマ」という言葉が広まりつつありけど、ほとんど人が、戦後高度経済成長という”輝かしい”日本の裏でトラウマに苦しみつつ声を挙げられず亡くなった人がいることを知らないと思う。日本でも、ベトナム戦争と同じく、帰還兵が連帯することを阻止していたのではと疑問を感じた。戦中トラウマが可視化されてしまうと日本社会が戦時中の罪と向き合わないといけないから沈黙させられる社会を作っていたのだろう。
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その社会にとって一番都合が悪いことは常に沈黙させられ、その経験がトラウマとなることを改めて感じる。なんらかの社会問題について提言する人はトラウマについて勉強してほしい。権力が一番隠したがっていることがそこにはある







