心的外傷と回復

心的外傷と回復
心的外傷と回復
ジュディス・L.ハーマン
みすず書房
1996年12月1日
6件の記録
  • akamatie
    akamatie
    @matie
    2025年4月15日
    読了後、実感が伴ってきたので改めて書き留め。 回復の土台にはまず安全が必要だということ。心と体が落ち着ける環境があってこそ、ようやく傷と向き合う準備が整うというのは、実感を伴って納得できる。 そして何よりも、孤独が人を深く傷つけるという指摘に強く共感した。誰ともつながっていないと感じることが、痛みを何倍にもしてしまう。一方で、誰かとつながれることが、少しずつでも回復への足がかりになる。 復讐や、加害者に罪を認めさせようとすることは、一見正しいように思えても、自分をもっと疲弊させてしまうこともある。だからこそ、自分の傷つきに気づいて受け止めることが、なにより大事な一歩になる。 そこから、自分の人生を少しずつ再構築していくことができるようになるし、もし加害者に責任を取らせることがあるとすれば、それは自分のためというより、これから同じような被害を減らすための行動として意味がある。 そして、人を助けることが、自分を助けることにもつながるというのもその通りだと思う。誰かの痛みに寄り添うことで、自分の痛みも少しだけ癒えることがある。 最後に、「メンタライゼーション」という考え方が紹介されていて、これは回復の仕上げのようなもの。自分の感情や感覚に丁寧に目を向けることで、他人との関係にも深みが生まれていく。共感だけじゃなくて、私はいまどう感じている?を問い直すことが、他者理解の道にもなるのだと感じた。
  • akamatie
    akamatie
    @matie
    2025年4月1日
  • 炭酸水
    @tansansui
    2025年3月16日
  • Muda
    Muda
    @nonbiri
    2022年6月1日
  • むちっ
    むちっ
    @crimn
    1900年1月1日
    どうにか書店で探し出したい
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