ヨシユキ
@yoshiyuki_3838
2020年7月15日
壬生義士伝 下
浅田次郎
読み終わった
Kindle
上下読了
新選組の隊士、吉村貫一郎の物語。百姓に生まれながら、文武両道で、家族を守るために脱藩し、新選組に入隊した。
当時の侍は意地やプライドをなによりも重じていたが、その中でも吉村は、威厳もなく、金や身なりも汚く、周囲から守銭奴などと陰口をたたかれるような人物だった。
当時の吉村の近しい人たちが、吉村について、語っていくうちに、それは上辺だけの印象であって、彼が当時唯一の侍であったことがわかっていく。
彼の家族、特にその意思を継いだ息子も同様である。
江戸末期の世の中の動乱や身分制度に皆んなが苦しむなか、その中で、家族のため、義のために生きた侍がいたことに心を打たれた。