ヨシユキ "アヒルと鴨のコインロッカー ..." 2020年3月11日

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
現在と二年前の二つの時間軸で話が進んでいく。始まりは引っ越してきた主人公に「一緒に本屋を襲わないか?」と隣人が誘うのだが、それはあくまで、大きな物語のひとつの事件でしかなく、2年前と現在との間で隣人やその周辺の人たちに起こった出来事が徐々に明らかになっていく。 悲しさや哀愁があり、ぞっとする場面もある。明るい内容ではないけど、トリックもあり、最後は割とすっきり収まっている。 焦っていたり、パニックになっている時の表現の仕方が絶妙で、本当に読みながらドキドキするところが多かった。 「人というものは、慎重にことを運ぶ時に限って、行動を急いでしまうのかもしれない」
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