
王道好きニキ
@Dachuan_read
2025年12月31日
ぎょらん
町田そのこ
読み終わった
人が亡くなった時に遺すと言われている『ぎょらん』を軸に展開される心温まる物語。
人の死との向き合い方や、複数の物語を通じて主人公が成長していく姿に感動した。
亡くなった人とはコミュニケーションが取れず、お葬式は残された人々の自己満足、感謝や後悔も都合のいい解釈である、そんな現実と改めて向き合った。
最後の『赤はこれからも』では、視点が新たな人物に移り変わった。彼女が姉の突然の死に後悔する姿、亡くなった姉が骨になるまで会えない事、生きている人々と話す事でぎょらんに頼る事なく死を乗り切る姿、物語としてとても美しく完成されていた。