
神木紗由
@kamiki_sayu
2026年1月7日

カフェーの帰り道
嶋津輝
読み終わった
直木賞候補
第174回(2025年下半期)直木賞受賞作
①「稲子のカフェー」
②「嘘つき美登里」
③「出戻りセイ」
④「タイ子の昔」
⑤「幾子のお土産」
タイ子さんが縦軸かな。
銀座などの繁華街から少し外れた上野のお店、「カフェー西行」(元は「カフェー アウグイステヌス」だったが、作中、敵性語として正式に「西行」に改名した)
「稲子のカフェー」「嘘つき美登里」では戦前、「出戻りセイ」「タイ子の昔」では戦中、「幾子のお土産」では戦後、それぞれの時代のカフェーや女給さん、OGの日常が描かれる。
戦中、戦後の話にはつらい出来事もあった。単純につらい。急にめっちゃつらい。いつの世も戦争は大切な人や家族、心の安寧を取り上げて行く。
しかし、助け合い、励まし合いながら生きていく彼女たちの生き方は、強く温かい。
今までなんとなく抱いていた「カフェー」「女給さん」のイメージとは違って、穏やかな作品だった。
