
りなっこ
@rinakko
2026年1月15日
新装版 虚無への供物(下)
中井英夫
読み終わった
再読。内容をすっかり忘れており、頗る面白かった!
作中では薔薇に名付ける予定の言葉として“虚無への供物”が出てくるが、この小説こそが虚無への供物でありまた現実への一矢であったことが、最後まで読むとわかる。裏返しになった理屈(事件の進行を喰いとめるために密室事件を先に作り出す...とかw)や精緻な仕掛けの数々に、驚嘆しつつ堪能した。
私(“読者”)を迷い込んだアリスのままではいさせてくれなかったところに、凄みを感じる。






