
読書猫
@bookcat
2026年1月12日
爆弾
呉勝浩
読み終わった
“「名前も顔も知らなくても、この社会をいっしょに回してる仲間だって思える人間はいるんだ。無愛想な宅配のニイちゃんだろうと、公園で鳩にエサやってるおっさんだろうと」”
“「なんでもできる若い時分に何もしない自由はカッコいいですけど、何もできなくなった中年が、何もしてこなかった四十九年をふり返るのはつらいもんです」”
“「規律に従って、人が死ぬぶんには平気だと?」
「──何が言いたい?」
「道の向こうで暴漢に襲われている人間を、赤信号だからと言って傍観しますか?仕方ないんだと納得しますか?」”
”「くだらないからさ。つまらないんだよ。世の中を壊すなんて誰でもできる。簡単すぎてあくびが出る。壊すのを、食い止めるほうが難しい。はるかに難しいんだ。難しいほうが、ゲームとしてやりがいあるだろ?」”
“「うんざりしてる。こんな世界、滅んじまえって」”
