
読書猫
@bookcat
2026年1月15日
心にとって時間とは何か
青山拓央
読み終わった
“一生に一度と言えるような重い選択をする際にも、私はやはり、「この瞬間にたしかに意思決定がなされた」とわかるような心理現象をもつことはなく、さまざまな比較考量を経て自分がある道を進みつつある(すでに少し進んでいる)のに気づくことで、自分がそちらを「選んだ」のだと分かる。”
“「自分には十分に分からない他者の苦しみというものがある」と気づくことも、また、想像力による。想像力の及ばない領域が存在するということについての、想像力があるわけだ。この種の想像力は、人々を思考停止に陥らせるものではなく、むしろ、偏った思考が独走して他の思考を停止させることを予防するものと言える。”
“「それはすべてまったく同じ材料からできているが、並べかただけが違う」
──グレッグ・イーガン『順列都市』”
