K.K. "空の境界 上 (講談社ノベル..." 2026年1月15日

K.K.
@honnranu
2026年1月15日
空の境界 上 (講談社ノベルス)
上下巻末に収録笠井潔の解説を通読。新伝綺と銘打たれた本作を解説するため、伝奇小説の歴史を辿る。『戒厳令の夜』『産霊山秘録』などを山窩、偽史などと対応させて、縄文人は国津神から天狗や狒狒を経て山窩に零落、弥生人は天皇を始め「中心-日常」となり、「周縁-非日常」を巡る左翼と資本主義のせめぎ合いが80年代伝奇小説だとする。 以上が概ね上解説の内容だが、これは80年代伝奇小説の解説であって、『空の境界』の解説としては成立していない。下の解説にある通り、読者層は「八◯年代伝奇小説の達成と限界を、ほとんど知ることのない」人と思われる。下まで読んでも、感想は「笠井さんなんかまた関係ない話してる」だ。(「凡庸な地獄」といった断片的な語に、意識が感じられる程度)
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