
読書日和
@miou-books
2026年1月15日
ようやくカレッジに行きまして
光浦靖子
読み終わった
光浦靖子さんの最新エッセイ、満を持して読了。旅先に持っていき、気づけば一気読みしてしまった。
2022年8月、カナダの公立カレッジのプロシェフ養成コース。ドメスティック(カナダ国内)とインターナショナルの学生が混ざる環境で、ヤスコは2年間の課程を修了し、卒業証書とともにPGWP――カナダで3年間働ける資格を目指して奮闘する。4週間で1ブロック、ブロックごとにシェフもキッチンも変わり、それを一つも落とさず17ブロック走り切る日々。月~木の7時から14時までみっちりの授業という描写に、のほほんと生きている自分の襟を正される思いがした。
日本の「察する」「譲る」という空気がまったく通じない世界で、我先に主張する人たちにモヤモヤしたり、でも言葉尻に振り回されなくなって少し生きやすくなったり、その戸惑いも成長も、かっこ悪い部分まで飾らずに書かれているのが光浦さんらしい。読んでいるうちに、またしても「やっちゃん、頑張れ!」と勝手に応援してしまう。
無事に卒業し、第二の青春を謳歌している姿がまぶしい。年齢も国も飛び越えて挑戦する光浦さん、本当に素敵すぎる。


