
まつこ
@matsuko--Books
2026年1月15日
気流の鳴る音
真木悠介
読んでる
人類の歴史はたとえみじかいとはいえ、一億や二億の年月はおそらく生きつづけるであろうし、その最初の百分の一ほどの歴史のなかに解答を見出せなかったからといって、われわれの想像力をその貧実なカタログのうちにとじこめてしまってはならないだろう。
われわれとしてはただ綽々と、過程のいっさいの苦悩を豊饒に享受しながら、つかのまの陽光のようにきらめくわれわれの「時」を生きつくすのみである。
(P.226-227)

