柘榴の蝋燭 "レモンタルト (講談社文庫)" 2026年1月15日

レモンタルト (講談社文庫)
くすっと笑えて微笑ましい。だけどそれだけじゃない、ミステリアスなお話。 長野まゆみさんの作品初めて読んだ。個人的にすごく好きな描き方だった。確かに主人公は色々とひどい目に遭いがちだし、すぐに男に絡まれるし、トンデモ展開が続くけど、嫌いじゃない。むしろ好き。(笑) 所々話が飛んだり、曖昧だったりするけど、だからこそ良いというか、自分で想像力を膨らませられる。一読者として、都合良く解釈できる。(笑) 内容も全然違うし、誕生した時代も全然違うけど、カフカの短編と近いものを感じた。つまり、カフカの短編の「?」が続くようなストーリーの展開に違和感を感じなかったり、抵抗がない人(例えば私)にすごくおすすめしたい。何が言いたいかというと、読者が試されている感、読者に任されている感、妄想と想像のための空白が作られていると思う。 これも長野まゆみさんの本の魅力の一つなのかな。もっとこの方の作品読みたくなった。 どこにいても駆けつけてくれるスーパーヒーローな義兄、大好きです。ツンデレ?隠しきれてませんよ。 素敵な朝比奈夫人。憧れます。
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