"あひる (角川文庫)" 2026年1月15日

@cldtd_vgy26
2026年1月15日
あひる (角川文庫)
めちゃめちゃこわくてめちゃめちゃ面白かった。ぞわぞわしすぎて駆け抜ける。30分ぐらい。 登場人物に感情とか打算がないわけではなさそうなんだけど、語り手にそれが薄いから読みやすい、気がするし、だから意図が読めなくて面白いしぞっとするみたいなジャンル。一人称なのに他人事みたいな湿度で、余計な嫌悪感とか抱かずにすむのでありがたい。 表題のあひるが特に面白かった。これは登場人物わりと全員よく分からない。みてはいけないものがあって、それぞれ素知らぬふりを巧みにしている、みたいな印象。叙述っぽさもあるから好きなのかもしれない。こちらから感情が読めない人って信頼できない語り手の要素があるように感じる。あとやっぱり(おそらく)田舎の家屋はシチュエーションとして怖すぎる。何が起ころうがまあ……そうだろうな……の諦めがある。
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