よつつじ
@clover_0308
2026年1月16日
その日暮らし
坂口恭平
読み終わった
★★★★★
『ワンルームから宇宙をのぞく』という本を読んで以来、エッセイの魅力に取り憑かれて別の方のエッセイに手を伸ばした。
私はこの本を通して初めて坂口恭平さんを知ったのだけれど、素朴で品のある良い文章を書かれる。きっと書いているご本人にはもっと色々な溢れんばかりの思いはあるのだろうけど、鬱の時に書かれた文章でさえ原色みたいでなくふんわりと淡く優しい調子を保っているのが美しくて心惹かれた。
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人々は本やインターネットなか残る文を歴史だと考えているかもしれないが、僕は声こそ注目すべきことだと感じている。声は消えるからその都度すくい上げる必要がある。
好きなことだけやって、怒られたらいいじゃん、と僕は言った。
(中略)……やるだけやって後で怒られたらいい、(中略)十五分以上人は人に怒れないよ。
人の肌に触れること。手当て。これが一番の薬だなと思った。【伯母が歩いた】
誰でもいいから一番死にたいと思っているときに人につながることができたら、その人は死ぬことはない、ということだ。
死にたい人からの電話を受けていて、死にたい原因は色々あるのだが、それは表層でしかなく、結局は自分を無価値だと思ってしまうところにある。(中略)……自分自身との信頼関係が築けていないのだ。
(中略)……これからは死ぬまで胎児の僕と一緒にいろんなことに挑戦していきたい。