ヨシユキ
@yoshiyuki_3838
2026年1月17日
流浪の月
凪良ゆう
読み終わった
★5
「事実と真実は違う」
「記憶は共有する相手がいてこそ強化される」
「わたしの手にも、みんなの手にも、ひとつのバッグがある。それは誰にも代わりに持ってもらえない。一生自分が抱えて歩くバッグの中に、文のそれは入ってる」(p.224)
デジタルタトゥーと自分の知らないところでSNSや他人によって無意識に自分が形作られてしまう怖さ、それに飲み込まれて自分のアイデンティティがわからなくなってしまうような気味悪さが詰まってた。
現代にある無意識の悪意みたいなのが極端なケースではあるけどリアルに書かれていて、だからこそ関係ない情報に惑わされず自分を見てくれる数少ない人の優しさや大切さがすごく伝わってきた。
汝、星のごとくでもあったけど「自分の人生を誰かに許してもらわないといけないのか」っていう言葉とかテーマが深く書かれてると思った。
痛々しくて読むのがきついところもあったけど目が離せずすぐに読み切ってしまった。