
みっつー
@32CH_books
2026年1月17日
ようやくカナダに行きまして
光浦靖子
読み終わった
カナダ・バンクーバー。
全くどんなところか知らないぜ。
バンクーバーといえばオリンピックが開催された場所だ。
けれど夏季だったか、冬季だったかも曖昧である。多分冬季だ。
カナダと言えばでのマジカルバナナも弱いと思う。
マジカルカナダ♪
相)カナダと言ったらメープルシロップ♪
僕)あ…っ、メー…あっ、えっと…サ、サンタ…?
このザマである。
あとサンタへの手紙を出すことができる場所は確かにカナダだけど、サンタさんに会える場所はフィンランドらしい。
サンタさんもサウナとか入るのかな。
でっかい湖でほてった体を冷やすのかな。
なぁ、教えてくれよサンタ。
オアシズ・光浦靖子さんの『ようやくカナダに行きまして』という本を読んだ。
この本はネットでの流言蜚語に疲れ、2021年からカナダ・バンクーバーへの留学を決めた光浦さんが記す、笑いあり、怒りあり、カナダの空気感の学びありのエッセイである。
コロナ禍でのスタートを迎えた留学は、とにかく前途多難である。
バンクーバーに到着したあとも、書類を提出したり、PCR検査を受けたり、タクシー運転手にぼったくられたり、ホームステイする前に3日間ホテルで隔離されたり、ホームステイ先についても2週間くらい外に出ることを禁じられたり、外に出れるようになるためにPCR検査したりする。
すごい、壮絶だ…。
まだ海外生活での困難にさえ辿り着いていないのに、最初の数ページで押し寄せる海外生活が始まるまでの前日譚でかなりのカロリーがある。
その後、語学学校が始まる。
これがめちゃくちゃ楽しそうである。
留学する勇気は僕にはないけれど、異なる文化や、考え方を持った人たちと共に授業を受けたり、ランチを食べたり、パーティーに行ったりするのはとても刺激的な体験だ。
基本的に仕事以外は家から出ないし、似たような価値観の友人たちと今ジャンプで何が面白い作品かについてファミレスで語り、絶妙に高いけど美味すぎるチョコレートを食べたり、1人でガチャポンのフィギュアを並べてソロパーティさせている僕とは真反対の世界である。留学ってすげぇ。
留学先の人たちの温もりを感じながら読んでいると、以前フロリダのディズニーワールドに行った時のことを思い出した。
車椅子の人や、お年寄り、そういった人々への思い遣り精神がとてつもない。
バスに乗る時も、アトラクションに乗る時も、最優先で周りの人たちが動いてくれるし、そこに不満を持っている人も誰1人としていない。
みんな、列に並んで大人しく待っているのだ。
そういう光景を目の当たりにすると、胸の奥がぽぅっと暖かくなる。
バンクーバーは夏以外はとにかく雨が多いらしく、冬になると毎日雨が降るわ、16時には日が暮れて真っ暗になるそう。
それにより天気鬱になる人も多いとのこと。
なるほど、天気で鬱になるというのは大変だ。
僕はだいたい梅雨になると「気圧で頭が痛い」となり、冬になると「寒すぎて頭が痛い」となる。
このまま行くと春には「桜前線が来てるのか頭が痛い」となって秋には「芋と秋茄子を食べすぎて頭が痛い、秋刀魚を持ってこい」となりかねない。
結構どのタイミングでも頭痛を引き起こしやすいタイプな人間のため、なかなか年間通してカナダに暮らすのは難しいのかもしれない。
でもいつか旅行で行ってみたいなぁ、カナダ。
引越しをすれば、誰かが捨てた家具をゴミ捨て場から拾ってきたりしてまぁまぁおしゃれな部屋が完成したり、最初のうちは留学先の日本人に芸能人扱いされるのが嫌だったけれど、仲良くなるためのツールとしてめちゃくちゃ日本では有名人だったということを開示しまくったり。
人は慣れていない環境下に入ると、ちゃんと生きるための脳がフル回転するんだなぁと改めて感じさせられる。
また海外に行くことがあれば、このエッセイのことを思い出しながら、光浦さんが大変だった思いなどを追体験しながら楽しみたいなぁ。
まずは英語からだなぁ…。


