たじ
@tazi
2026年1月17日
タイタンの妖女
カート・ヴォネガット,
浅倉久志
読み終わった
最後の3章が劇的に面白い。それまでの章を読めば、劇的に面白くなる。すごく面白い本です。
カオスな作品の中に少しだけ感じられた詩の香りが、最後の3章で、物語の締めくくりと共に一気に芳香を放ちます。
好きな言葉が多い作品ですが、水星に残ることを決めたボアズに関するこの文章がとにかく好きで、この作品のメッセージの一部に感じられます。
"寂しくないことと、びくびくしないこと、ボアズはこの二つが人生で大切なことだと思った。"
とにかく、この世は茶番で成り立っていて、色々とクソだなと思うことが多いです。
でもそんな中で起きる日常の奇跡に心を躍らせるし、それに意味を見出してしまう。それを愛と呼んでしまえば簡単でしょうか?
こんなカオスで笑えて笑えない作品から、そんなことを考えました。




