
朔
@nova_luna
2025年12月31日
月の立つ林で
青山美智子
読み終わった
心に残る一節
「すべてをゼロから始めるのも素晴らしいことですが、リセットという新しいスタートもあると思います。新月も、まったく新しい天体になるのではなく、再生の繰り返しです」(p.53)
連作短編小説というものが大好きなのでとにかく楽しみにしていた一作。月をテーマにしている、というほど月が題材というわけでもなく、ちょっぴり躓いていたりままならなかったりする普通の日常の向きをちょっぴり変える、そのきっかけとなる何かが月の豆知識っていうところが美味しい使われ方をしてるなって感じで好き。
それぞれ主人公が自然と前を向けるようになるお話ばかりでほっこりしました。そこに効いてくる連作の醍醐味。一作では分からなかったことが、どこかの作品では分かったりする。最高ですね。

