
タナカ
@tnk
2026年1月17日

ブレイブ・ストーリー 中
宮部みゆき
読み終わった
Audible
まだワタル、小学生だよ…… 勘弁してあげてよ宮部先生……という気持ちになるくらいワタルが厳しい目にあったり、差別感情に向き合わされて正義とは何なのかを考えさせられたり、子供相手だからって甘いところが無くて、やっぱり宮部先生の作品なんだなあとしみじみ。
でもファンタジー冒険譚としてのワクワクな脚色もあるので、その塩梅がすごすぎ!
2個目の宝玉を手に入れてお母さんとやっと言葉を交わすところ、母の心もわかるなと涙ぐみ、曲がりなりにも自分が歳を重ねた実感があった。あのお母様がワタルが語る荒唐無稽な話を一度飲み込もうと思えるほどに、ワタルが見違えて見えたんだなって思ったら、そりゃあんな大変な目に遭ってんだもん成長するよ偉いよワタルは……ってよくわからない立場でべしょべしょになった。ワタルは不器用で自分に甘くなることも時たまあるけど、根がまっすぐで健気だからさ……20年近く経って触れる今でさえ変わらず大好きだ……。
ミツルの迎える結末をぼんやり覚えている以外はかなり展開を忘れてしまったのだけど、現世から差し出す人柱はミツルかワタルかの2択ということを前に心をかき乱すワタルがあまりにも可哀想で。大人になった自分でもそんな事実目の前にしたら、その後持ち直して旅を続けるなんてきっと無理だよ〜〜😭 平凡な毎日で怠惰に生きている自分を省みさせられて、ちょっと気を引き締めようと思うなど。
勇気って持ち続けることが難しいんだって話にも、そうだよね……と思ったし、今だからこそ響く言葉が散りばめられててマーカー引きながら文字でも再読したいな。合本版の電書も買ってあるのでいつでも読めるぜ。
下巻もたいへん楽しみ〜〜!!!