
青蛙
@rm7t-sit
1900年1月1日
いい音がする文章
高橋久美子
読み終わった
読み終えて何日かたち、またパラパラと見返している。特に印象的だったところを一カ所。
「上を向いて歩こう」の歌詞について、著者は「前を向いて歩こう」でなく「上を向いて歩こう」なのがいいと書いたあとで、こう続ける。
”「前」という現実的な言葉だと、道がどこまでも続く絶望感を想像してしまう。でも「上」には空しかない。同じ空の下で、みんなでがんばるんだと思えたんじゃないかな。”(p.173-174)
ここを読んだとき、こういうとらえ方があるのかと本当に驚いた。
言葉のニュアンスをとらえる感性。とらえたニュアンスについて、自分の感覚や経験に照らしながら考える粘り強さ。考えをやさしく表現する力。
本書を読むことで、読書にとどまらず、自分の知覚全般をもっと活かしていきたいと思えた。
