のすけくん "Jホラーの核心" 2026年1月19日

Jホラーの核心
とても読みやすかった。  これから読む人に注意してほしいのは、多くの名作のネタバレがあることだ。最新作であろうと、ややマニアックな作品であろうと結末が説明されてしまう。  鈴木さんが最後に、視聴者がなにかしら重要なことを見落としてしまうことについて触れていた。たしかに、ただコワーい! と見終わるより恐怖をある意味で乗り越え、作品と向き合う必要もあるだろう。  少し残念だったのが、特にジェンダー論や暴力の加害性に踏み込みがやや足りなかったと感じてしまうところだった。私は映画「サユリ」が大好きだが、主人公達の加害性について少しもやもやしているので、鈴木さんの「〜という問題点に留意しておかなければならない」というどこが問題点かも濁すような締め方に「もうちょっと深く切り込んでや」と感じてしまった。  ホラーが少しでも好きな人は読むと楽しいだろう。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved