マルドリッチ "残月記" 2026年1月19日

残月記
残月記
小田雅久仁
すごい小説だった、まずなにがすごいって文章がすごい。硬質な伝記の文体に、ゆらぎのある幻想的な表現が織り交ぜられて、登場人物たちが抗えぬものに突き転がされて生きるのと同じように読者も引きずられる。 作中に流れる時間の速度がすさまじく、まさしく突き転がされるような読み心地。 (たとえるなら『チ。』と似たような読み心地) 私は突風のように祈りが繋がるシーンで深呼吸した。
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